2018年11月3日(土)、奈良県高取町の高取城に行く。高取城は、近世山城としては、日本最大級の規模であり、城下(札の辻)から高取山山頂(標高583.6m)までは446mと日本一の比高を誇る(高取町のパンフレット)。東海道新幹線で京都駅10時22分着、10時40分発の近鉄特急で橿原神宮前駅11時35分着(途中、大和郡山城のすぐそばを通過)。近鉄吉野線に乗換え、11時53分壺阪山駅に到着。大手筋へと続く街並み(土佐街道)をしばらく歩くと高取町観光案内所の夢創舘があり、「日本一の山城 大和高取城」のパンフレット(高取町)、高取城之図(縄張図)、日本100名城スタンプを入手。登城を再開、途中に植村家長屋門がある。

①土佐街道の町並。城下町の風情が漂う。


②植村家長屋門(県指定文化財)。かつては家老の中谷家の長屋門であったが、現在は旧藩主植村家の住居になっている。


③舗装道路から山道へ入り、七曲がり、一升坂の登りはきつい。七曲がりを撮影。


④二ノ門手前の猿石に到着(13時)。猿石は飛鳥時代の製作とされる。


⑤二ノ門跡。二ノ門は城下にある子嶋寺の山門に移築されている。


⑥二ノ門の左側に山城には珍しい水堀がある。


⑦二ノ門からも山道が続く。カーブを曲がったところで右手の横道に入ると国見櫓跡に出る。そこからの大和三山方向の眺望を撮影。


⑧もとの登城路に戻り、松ノ門、宇陀門、千早門と関門が続く。

松ノ門跡。松ノ門は城下にある児童公園に移築・復元されている。


⑨宇陀門跡。


⑩千早門跡。ここから、三ノ丸となる。


⑪ようやく、大手門跡に到着(13時30分)。


⑫大手門の次は、十三間多門櫓跡。このあたりが二ノ丸。


⑬十三間多聞櫓跡を左に折れると、太鼓櫓跡・新櫓跡の石垣が見える。


⑭本丸側から太鼓櫓跡・新櫓跡と画面右の十五間多聞櫓跡に囲まれた曲輪を撮影。本丸への最後の関門である。


⑮本丸の北西隅にある天守台石垣(約12m)。往時は三層の天守が建っていた。1585年大和郡山城に入った豊臣秀長の家臣本多氏が天守・高石垣をもつ近世城郭に改造したものとされる。


⑯本丸虎口。ここから本丸に入る。本丸もかなり樹木に覆われている。


⑰本丸に入り内部から天守台入口を撮影。


⑱本丸南東隅の石垣。南側を歩いて行くと瓦片が散乱している。


帰りは、壺阪口門ルートで下山開始(14時30分)、県道119号線へはすぐに出る(八幡口)。バス停のある壺阪寺まで歩くが、バス停を見逃してしまい麓の壺阪寺口まで下って次のバスに乗車(15時42分)。壺阪山駅15時54分発の近鉄線に乗車に帰途につく。20,671歩を記録。八幡口までタクシーで往復すれば、登城の醍醐味はなくなるが短時間での登城は可能。