人吉城は、鎌倉時代から明治維新までおよそ700年間、人吉エリア(球磨郡)を治めた相良氏の居城であった。16世紀末から17世紀初頭にかけて石垣づくりの城に改修された。その構造は、平地の藩主居館(御館)と武家屋敷、山上(本城)の本丸・二の丸・三の丸に分かれている。2019年1月13日(日)、八代駅発12時49分のJR肥薩線に乗車し、球磨川に沿ってさかのぼり、人吉駅14時3分着。人吉駅から球磨川に架かる大橋を目指す。

①大橋から人吉城遠景を撮影。画面右が角櫓(復元)、中央の建物は人吉城歴史館、左側の山が本城である。


②大橋を渡り、しばらく歩き大手橋を渡る(14時30分頃)。大手橋の左手の多門櫓(復元)を撮影。


③人吉城歴史館に入り、パンフレット、100名城スタンプを入手。復元模型もある。


④家老屋敷跡から発掘された地下室の石積み井戸。用途は不明とのこと。


⑤歴史館を出て、本城に向かう。藩主居館の御館(みたち)の北側の球磨川沿いは「はね出し石垣」(武者返しとも呼ばれるが防火用)となっている。


⑥はね出し石垣の先に御館の北入口の堀合門がある。


⑦さらに進むと、本城への登城口の御下門跡(櫓門)がある。


⑧さらに登ると、二の丸への入口の中御門跡(枡形門)がある。


⑨二の丸は江戸時代初期は御殿があったが、現在は杉林となっている。その上が本丸で、護摩堂などが建てられていた(礎石あり)。二の丸を横切り下に降りると三の丸があり、展望広場となっている。三の丸入口から二の丸石垣を撮影。


⑩三の丸から見学用階段(往時はこのルートはなかったと思われる)で御館に下る。御館跡は相良神社となっている。御館の南側にある石橋の御館御門橋(1766年に建設)を撮影。


15時10分過ぎ、退城。人吉駅発15時36分のJR肥薩線で八代駅16時51分着、八代からはバス(「すーぱーばんぺいゆ」マイクロバスです)で熊本空港に向かい、帰途につく。