津久井城本城曲輪を目指して進みます。
堀切を渡った次に「土蔵」という曲輪へ登ります。

さらに土蔵から「米曲輪」へ登ります。

米曲輪を土塁に沿って右に回り込み、山頂の本城曲輪へ入ります。発掘調査によって、回り込む通路は石敷きだったことが分かりました。

米曲輪は本城曲輪の周囲を囲んでいますが、大手口は南西側と考えられています。大手口を見るため米曲輪の南西側から下って行き、「米蔵」という曲輪へ。
④現在は通行できない大手道から米蔵への入口を内側から撮影。倒木が道を塞いでいますが、入って左折する枡形構造です。

米蔵曲輪から米曲輪へ登ります(米曲輪大手虎口)。かなりの急登で防御に適していそうです。

今度は、峠まで戻って飯縄曲輪を目指し東方向に進みます。
飯縄曲輪(飯縄神社)への登り路。

飯縄曲輪の南側の「鐘撞堂」または「烽火(のろし)台」。土塁の南側は「みはらし」という眺望の開けた場所。ここでしばらく休憩します。

飯縄曲輪の東下の宝ヶ池。津久井城の水の手の一つ。水を湛えていますが、池というより井戸のような大きさです。

鷹射場とのあいだの堀切まで行った後、引き返し、車坂・根本登山道ルートで下山。こちらは比較的緩やかな下り道です。行き交う人達と挨拶したり道を譲りあったり、なにかほっとするひとときでした。
[メモ]津久井城の構造については、『津久井湖城山公園ガイドブック 津久井城ものがたり』(Web版は2018年の初版、紙版は2022年第3版)によりました。