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丸岡城 2018.4.5 [福井県]

さくら満開の丸岡城と福井城を訪れたのは4年前の201845日(木)のこと。都内から東海道新幹線ひかり505号で米原駅着1044分(現在、ひかり635号で10時47分着)、1056分発北陸本線特急しらさぎ5号で福井駅着1159分着。福井駅西口から京福バス128分発、丸岡バスターミナル1245分着(20224月時点ではこの丸岡線の昼間時間帯の運行はなくなり、少々時間のかかる別路線を利用せざるを得ない)。桜まつり期間中、バスは丸岡バスターミナル止りなので、丸岡城に向けて北東方向へ暫く歩く。
①西麓から見上げる城山。
丸岡城102天守西面.jpg
丸岡城は標高27m(麓は9m、比高18m)の丘陵上に本丸、周囲に二ノ丸と三ノ丸を配置し、本丸・二ノ丸は五角形の広大な内堀に囲まれていた。明治維新後、天守を除いて建物は払い下げ処分され、内堀は埋められ二ノ丸・三ノ丸は市街地化したが、丘陵部分の本丸跡は霞ヶ城公園となっている。
②天守(重要文化財)北東面。
丸岡城110天守東北面.jpg
外観は古風な望楼型天守で1576年の柴田勝豊による築城時に建てられたという説もあったが、坂井市教育委員会の学術調査(2019年)により江戸時代の寛永年間(1624年~1644年:城主は本多成重)に建てられたことが判明(丸岡城公式サイト)。1948年福井大地震で倒壊したが、部材を70%以上再利用して1955年に修復再建された。石垣は野面積みだが、隅角部はきれいな算木積みになっており慶長期以降に築かれたものと思われる。
③天守1階から2階へ上がる階段。1階から2階に上る階段は65度、2階から3階の階段で67度の全国でも珍しい急階段とされる。
丸岡城120天守階段.jpg
④天守石瓦。笏谷石を用いた石瓦で葺かれているが、創建当初はこけら葺きであったとされる。
丸岡城122天守石瓦.jpg
⑤天守最上階。周囲の廻り縁に出ることはできない。廻り縁は創建当初にはなく板葺きの腰屋根があったとされる。廻り縁は後世に装飾として設置されたのだろうか。
丸岡城123天守3階.jpg
城山を下りて、丸岡歴史民俗資料館、一筆啓上日本一短い手紙の館へ立ち寄った(3ヶ所共通通入場券)後、丸岡バスターミナル1420分発の福井駅行きバスで福井城へ向かう。なお、坂井市教育委員会による丸岡城の学術調査については、坂井市ウェブサイトにある丸岡城調査研究パンフレット「知られざる丸岡城」で紹介されています。



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