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高岡城 2024.3.31 [富山県]

「高岡古城公園景観再生プロジェクト」が2023年度から始まった高岡城跡を331日に訪れます。北陸新幹線富山駅で下りて、あいの風とやま鉄道で高岡駅へ、駅から北東方向へ15分ほど歩くと城跡南隅の堀端に到着。
南東側外堀の枡形堀。左手前が鍛冶丸、その奥が明丸ですが、樹木が生い茂って曲輪として分かりにくい状態です。今後、景観再生プロジェクトでどのように変わって行くのでしょうか。
高岡城101枡形堀.jpg
大手口から土橋を通り鍛冶丸にある高岡市立博物館に入り見学。
鍛冶丸から二の丸・本丸間の土橋東側石垣を撮影。石材は石灰質砂岩(富山湾西岸)、花崗岩、安山岩などだそうです。高岡城跡の石垣はこの土橋の両側のみに残っています。
高岡城109本丸土橋東側.jpg
鍛冶丸から西方向の土橋を通り二の丸へ、二の丸から土橋を通り本丸へ進み、本丸下の遊歩道(犬走?)へ下りて土橋西側石垣を見に行きます。
二の丸・本丸間の土橋西側石垣。石垣を間近に見ることができますが、残念ながら苔で覆われています。景観が整備されれば他にない撮影スポットになりそうです。
高岡城111本丸土橋西側.jpg
本丸内に戻って西進し、西外堀に架かる本丸橋を渡って堀端に出ます。
西外堀側から二の丸(右)・西内堀・土橋・本丸(左)を撮影。
高岡城114西外堀から本丸土橋.jpg
堀端を北方向に進みます。
本丸北隅。本丸北西側は台地の崖となっており、高低差は12mほどです。北隅は天守建設予定地だったと考えられています。
高岡城117本丸北西隅.jpg
堀端を東方向へ進み、三の丸へ。
三の丸から本丸東隅を撮影。景観再生プロジェクトで生い茂った樹木が伐採されて本丸の輪郭がはっきり、堀も広く見えます。
高岡城119本丸北東隅.jpg
三の丸から土橋を通って明丸へ。現在は動物園となっていますが、その裏側は土塁遺構が最も良く残っている場所です。
明丸土塁遺構。
高岡城122明丸北東土塁.jpg
明丸→鍛冶丸→二の丸を通って駐春橋を渡り退城。
高岡大仏、旧高岡共立銀行本店などを見学したのち、高岡駅から富山駅に戻ります。
[メモ]高岡城は、1609年に前田利長が隠居城としていた富山城の大火による焼失のため、新たに隠居城として千保(せんぼ)川(当時は庄川本流)がつくった沼沢地に接する台地上に築かれました。1615年の一国一城令により廃城となったあとも金沢藩高岡町奉行の管理下に保存され、明治の廃藩置県後には近代公園として整備され、2015年には国史跡に指定されました。本丸の南から東にかけて曲輪群を土橋で連結(連続馬出)して防御力を高めているのが特徴ですが、樹木伐採整理が進めばその特徴が実感できると思います。



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