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赤木城(1) 2023.2.28 [三重県]

新宮駅を出発して熊野川を渡ると三重県になる。紀伊国=和歌山県と思っていたが、調べてみると紀伊国牟婁(むろ)郡の熊野川以東は三重県になっていた。三重県の熊野市駅には特急南紀4号で932分に到着。午前中のあいだに赤木城跡と往復するため、2時間半コースの観光タクシーを利用する。ベテランの運転手さんの案内で、まず海岸線の獅子岩へ。確かにライオンの吼えている姿に似ている。
獅子岩100.jpg

次いで丸山千枚田へ。見おろした後、近くまで行ってみる。棚田の土手には段々に石垣が築かれており、石材が入手しやすかったものと思われる。
丸山千枚田102.jpg


丸山千枚田108.jpg
パンフレットによると、この棚田がいつ頃造成されたか不明ながら、1601年には2,240枚の田があったという。戦後の一時期、過疎・高齢化により530枚まで減少したが、復元・保全活動により1,340枚まで回復、日本でも最大規模の棚田となっている。

そして赤木城跡南面全景を見渡せる撮影地点へ。
赤木城102遠景.jpg
赤木城は、700m前後の山々に囲まれた谷間の丘陵(標高230m)に築かれている。頂上部に主郭、その手前に東郭、画面左端に西郭、東郭と西郭の間の山裾に南郭、主郭の後方に北郭という構造だった。
[メモ]赤木城は、1588年頃に、豊臣秀長の家臣だった藤堂高虎が熊野川支流の北山川流域の支配のために築いたとされ、元和の一国一城令(1615年)により廃城になったと思われる。1989年に史跡に指定された後、発掘調査と石垣などの整備工事が行われ、現在の姿となっている。



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