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岡城(1) 2022.5.23 [大分県]

2022523日(月)、JR豊肥本線で大分駅発824分→豊後竹田(たけた)駅941分着。駅(標高240m)から南東方向の岡城跡をめざして30分ほど歩く。広瀬神社脇のトンネルを通り、さらに進んで分岐路の上道を進みトンネルを通り抜けて少し登ると岡城駐車場・料金所の広場(総役所跡、標高283m)に出る。
①駐車場・料金所から西の丸を撮影。岡城の立地する断崖絶壁は、阿蘇山の火砕流堆積物が河川(大野川の支流の稲葉川(北)と白滝川(南))などによって浸食されたもののようだ。
岡城102駐車場から.jpg
観覧料300円を払って入城。
②大手門下。ジグザグの坂道を登った先に大手門がある。坂道の崖側に沿ってかまぼこ形の石垣塀が築かれている。石垣に使用されている石材は阿蘇溶結凝灰岩で加工しやすいらしい。
岡城106大手門前2.jpg
③大手門跡。左側の櫓台石垣の上端の凸凹は櫓門の梁を通す石組みとのこと。右側の櫓台石垣は真ん中の巨石(鏡石)が口を開けて笑っているような形なので笑い積みと呼ばれる。
岡城110大手門跡.jpg
大手門から先の標高は310320mでほぼフラット。
④大手門からの本丸南側の眺望。南側は草刈り直後のようで、断崖絶壁の上に石垣が築かれているのが良く分かる。
岡城118本丸方向.jpg
本丸方向は後回しにして西の丸とその周囲の重臣屋敷跡へ。
⑤西の丸東側。西の丸は1664年に完成し、御殿機能は本丸から西の丸へ移った。
岡城119西の丸東門跡.jpg
西端まで行ってみる。
⑥西の丸西端。先端部に物見櫓があったらしい。
岡城126西の丸西側.jpg
北に進み、中川民部屋敷跡を横断して西側入口の近戸門へ。
⑦近戸門跡。つづら折りの坂道を下ると駐車場・料金所に至るが、現在は「落石注意 立入禁止」となっている。
岡城138近戸門跡.jpg
⑧普請方跡(左)と中川民部屋敷跡(右)の間の通り。ここを通って東側へ出る。
岡城139普請方跡.jpg
⑨北方向の中川覚左衛門屋敷跡に続く石垣。中川覚左衛門屋敷跡からの本丸・二の丸・三の丸西側の眺望がすばらしいと後で知ったが見逃してしまった。
岡城142家老屋敷跡.jpg
東方向の賄方跡を経て中川但見屋敷跡へ。
⑩中川但見屋敷跡北東側石垣。崖側には見事な石垣が築かれている。
岡城148家老屋敷跡.jpg
このあと本丸・二の丸・三の丸へ。
[メモ]岡城は大友一族の志賀氏が14世紀から居城としていたが、大友氏改易後の1594年に入った豊臣秀吉配下の中川秀成が石垣造りの近世城郭に改造した。明治になって廃城後建物は失われたが、石垣は残り1936年には国史跡に指定された。なお、石垣についての解説は、駅前の観光案内所で入手した『岡城の楽しみ方 石垣の魅力』(岡の里事業実行委員会、2020年)によりました。


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