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中城城 2020.1.13 [沖縄県]

中城城(なかぐすくじょう)は、中城村北端・北中城村南端の標高160mの丘陵上にあり、14世紀後半頃までに主要部分が築かれ、勝連城の阿麻和利に対する備えとして琉球国王の命により1440年に護佐丸が座喜味城から居を移し三の郭・北の郭を増築したが、1458年、阿麻和利の策略により自害したとされる。その後は、番所や役場が置かれ、1945年の沖縄戦まで地方行政の中心地として使用された。

訪れたのは2020年1月13日(月)のこと。羽田空港8時50分発→那覇空港11時50分着予定のところ、12時5分過ぎに到着。急いでバス乗場へ。高速バス(111名護BT行)12時20分発→13時喜舍場で下車(高速バスは定時運行)。北中城村役場前に出てタクシーを呼び、13時20分頃中城城址入口へ到着(歩くと上りで30分強くらいか)。管理事務所で入場料400円を払いパンフレットをもらって入城。道順は、丘陵北側麓の小道を南西端まで進み(電動カート車もある)、南の郭下の正門から入り、一の郭、二の郭、三の郭と北東に戻って行くコースである。

①正門。城の南西端が正門となっている。首里城側なので正門なのだろうか。アーチ門ではなく櫓門だったといわれている。両翼に石積みが張り出している。

中城城010正門 (2).jpg

②南の郭入口。正門を入り、右折して上ったところが南の郭入口である。1853年のペリー提督一行の調査時の絵ではアーチ門として描かれている。南の郭内部は、神聖な場所として様々な拝所がある。

中城城017南の郭入口.jpg

③一の郭南西側入口。南の郭から一の郭へは、このアーチ門から入る。

中城城026一の郭西門.jpg

④一の郭から南方向中城湾の眺望。最も広い郭である一の郭内部には、正殿が建っていた。

中城城032一の郭南城壁.jpg

⑤一の郭北東側のアーチ門を通り二の郭へ。二の郭側から撮影。アーチ門を中心に城壁もカーブを描いている。

中城城044一の郭東門二の郭側.jpg

⑥一の郭の北東側城壁上から二の郭内部を撮影。この延長線上(北東方向)に勝連城が見える。

中城城045二の郭.jpg

⑦二の郭北東側城壁を三の郭から撮影。二の郭の北西出入口から西の郭に下りて北の郭へ進み右折して階段を上ると三の郭である(二の郭と三の郭は直接往来はできない)。三の郭の頭上に二の郭の城壁がそびえている。中央部がカーブを描き両翼が張り出す構造である。石積みは長方形切石の布積み。

中城城063二の郭東城壁.jpg

⑧裏門を外側(北東側)から撮影。北の郭に戻り、北東に進むとアーチ門の裏門がある。

中城城065裏門.jpg

⑨裏門から出て、三の郭北東側城壁を撮影。二の郭北東側城壁と同様な形式だが、石積みは、亀甲切石の相方(あいかた)積みで築かれている。

中城城069三の郭東城壁 (2).jpg

中城城滞在は1時間20分程度で14時40分に退城、次の目的地:勝連城へ向かう。

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